
準不燃材料と準耐火構造って、名前が似ていて違いがわからない…
準不燃材料は10分、準耐火構造は45分って聞いたけど、準耐火構造のほうが性能が上なの?
準耐火建築物って言葉もあるけど、準耐火構造と何が違うの?
この疑問をスッキリ解決!
💡ズバリ、結論はこちら!
準不燃材料は「材料」の性能、準耐火構造は主要構造部(柱・梁・壁・床)の性能
準不燃材料と準耐火構造は、求められる性能が異なるため単純比較はできない
準耐火建築物は、「準耐火構造+窓を防火設備」の建築物である



この記事では、よくある質問や誤解について、Q&A形式で分かりやすく解説しています。
ぜひ最後までご覧ください。
あわせて確認されることが多い規定
この記事を書いた人


元政令市職員(行政庁) × 確認検査機関の経験者である一級建築士・建築基準適合判定資格者。
建築基準法を中心に、関連する行政法や民法の仕組みも含めて、横断的にわかりやすく解説しています。
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準不燃材料と準耐火構造は何が違う?
準不燃材料は建築材料に求められる不燃性能
準耐火構造は壁・柱・床などの主要構造部に求められる耐火性能
準不燃材料と準耐火構造は、求められる性能が異なるため、単純には比較できない
建築基準法のトリセツ作成のイメージ図 図のとおり、準不燃材料と準耐火構造では、求められる性能が異なります。
準不燃材料は「材料そのものの燃えにくさ」に関する基準である一方、準耐火構造は「建築物の構造が一定時間火に耐えられるか」に関する基準です。
そのため、「どちらが上か」といった単純な比較はできません。
| 準不燃材料の性能 | 準耐火構造の性能 |
|---|---|
| 燃焼しないこと 有害な変形、溶融、亀裂が生じないこと 有害な煙やガスが発生しないこと 性能:不燃材料>準不燃材料>難燃材料 | 非損傷性:変形、溶融、破壊を受けないこと 遮熱性:材料が燃焼する温度以上に上昇しないこ 遮炎性:ひび割れなどの損傷を受けないこと 性能:耐火構造>準耐火構造>防火構造 |



準不燃材料10分と準耐火構造45分なら、45分のほうが性能が高いってことじゃないの?
つまり、準耐火構造の方が上だと思っていたけど…



ここは非常に誤解されやすいポイントです
準不燃材料は、加熱開始後10分間、「燃焼しないこと」「有害な変形・溶融・亀裂を生じないこと」「有害な煙やガスを発生しないこと」などが求められる建築材料です。
一方、準耐火構造は、壁・柱・床などの主要構造部について、「非損傷性」「遮熱性」「遮炎性」などを45分間維持する構造性能が求められます。
つまり、比較している対象そのものが異なります。
準不燃材料は「材料の燃えにくさ」、準耐火構造は「建物の構造が火災時にどれだけ性能を維持できるか」を評価しているため、単純にどちらが上とは言えません。
準耐火建築物とは?準耐火構造との関係を整理
準耐火建築物とは、建築物の耐火性能に関する区分
準耐火建築物とするには、「準耐火構造」であることに加え、延焼のおそれのある部分の窓を「防火設備」とする必要がある
そのため、構造が準耐火構造であっても、延焼のおそれのある部分の窓が防火設備でなければ、準耐火建築物にはならない



準耐火構造と準耐火建築物って同じじゃないの?
名前が似すぎて混乱する…
建物全部が準耐火構造なら準耐火建築物になるの?



準耐火構造は、壁・柱・床などの主要構造部に求められる性能です。
一方、準耐火建築物は、建築物全体の耐火性能の区分を指します。
例えば、主要構造部を準耐火構造としただけでは、準耐火建築物になりません。
そのため、準耐火建築物とするには、「準耐火構造」とし、さらに延焼ライン内の窓を防火設備とする必要があります。
よくある誤解や疑問にズバリ答えます!



現場でよく聞かれる疑問を、行政実務や審査の視点でシンプルにお答えします。
まとめ
準不燃材料は「材料」に求められる不燃性能
準耐火構造は「主要構造部」に求められる耐火性能
両者は評価対象や求められる性能が異なるため、単純比較はできない
あわせて確認されることが多い規定
元政令市職員(行政庁) × 確認検査機関の経験者である一級建築士・建築基準適合判定資格者。
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