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新築・改修で注意|学校は排煙検討が不要?誤解と落とし穴を解説

新築・改修で注意|学校は排煙検討が不要?誤解と落とし穴を解説

学校って排煙の検討いらないんですよね?

「学校は排煙不要」って言葉をよく聞きます

教室って普通に窓あるし、排煙は気にしなくていいですよね?

この疑問をスッキリ解決!

💡ズバリ、結論はこちら!

学校でも排煙検討は必要になるケースがある

居室の床面積が50㎡を超える場合は排煙無窓1/50の検討が必要になる

排煙無窓判定に該当すると内装制限も連動して適用される

教室・特別教室・職員室などは面積次第で見落としが発生しやすい

さらに、条例によっては排煙設備の設置が求められる場合もある

この記事の最後に、これまで行政の現場で携わった経験から得た学びや気づきを紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

あわせて確認されることが多い規定

この記事を書いた人

ほぅちゃん

元政令市職員(行政庁) × 確認検査機関の経験者である一級建築士・建築基準適合判定資格者。
建築基準法を中心に、関連する行政法や民法の仕組みも含めて、横断的にわかりやすく解説しています。

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この記事の流れ

学校は排煙不要ではない|まず押さえるべき基本

一般的に、学校は排煙設備の設置が不要

ただし、居室の床面積が50㎡を超える場合は排煙無窓の検討が必要になる

無窓判定に該当すると内装制限が適用される可能性がある

そのため、50㎡を超える居室では無窓判定が重要な分岐点となる

学校って排煙の規制はかからないから、他用途より緩いですよね?

排煙って大規模建築物や特殊建築物にかかるものじゃないんですか?

学校なら基本的に排煙は考えなくていいと思っていました

その認識は、実務上は慎重に整理する必要があります

一般的に、学校は排煙設備の設置が不要です

ただし、「排煙無窓による内装制限」や「条例による排煙設備」は、学校でも適用されます

そのため、「学校=排煙無窓の検討が不要」と一律に考えるのは適切ではありません

学校は、排煙設備や内装制限が求められないケースが多く、「安全側に緩い」という印象を持たれがちです。しかし、「排煙無窓による内装制限」や「条例による排煙設備」は、学校であっても例外ではありません。特に教室や特別教室では、50㎡を超えるケースが多いため、排煙無窓の検討が必要となる場面があります。ここを用途だけで判断すると、設計漏れにつながるおそれがあります。

排煙無窓による内装制限・条例による排煙設備とは?

50㎡超の居室(教室・特別教室・職員室など)は排煙無窓の検討が必要

開口部の位置や大きさで排煙無窓になり内装制限がかかる

また、計画地の条例によっては排煙設備の設置が必要

規制項目規制内容対象外とするには
排煙無窓による内装制限

建築基準法第128条の3の2
建築基準法第128条の5
床面積が50㎡を超える居室(教室・特別教室・職員室など)で、排煙無窓となる場合は、その居室および廊下・階段の内装を準不燃材料とする必要がある排煙に有効な開口部(床面積の1/50以上)が確保されている場合、内装制限は適用されません。
排煙無窓となる場合には、準不燃材料を使用することで適合させることが可能です。
また、条件によっては、居室の床面積を50㎡以下とすることで、内装制限の対象外とすることができます。
条例による排煙設備計画地の条例によっては、排煙設備が課される場合があります。
例えば、東京都建築安全条例第12条では、小学校で4階に教室がある場合、4階の教室と廊下に1/50以上の排煙設備の設置が必要です。
東京都建築安全条例においては、排煙設備の設置が求められるため、排煙無窓とすることはできません。

教室って窓あるから無窓にはならないですよね?

そんなに影響あるんですか?

排煙無窓の検討においては、天井から80cm以内の位置にある開口部で、居室面積の1/50以上の有効開口が求められます。

学校は採光の関係で窓が大きくなる傾向がありますが、天井から80cm以内の開口を意識して設計しないと、排煙無窓になりがちです。

よくある誤解や疑問にズバリ答えます!

現場でよく聞かれる疑問を、行政実務や審査の視点でシンプルにお答えします。

学校の教室は必ず排煙設備が必要ですか?

一般的に、学校の教室では排煙設備の設置が不要です。
ただし、床面積が50㎡を超える場合は排煙無窓の検討が必要となり、無窓判定に該当すると内装制限が適用されます。
また、条例によっては排煙設備の設置が求められる場合もあるため、個別に確認することが重要です。

教室が50㎡を超えていますが、排煙無窓になっています。どうすればいいですか。

排煙無窓に該当する場合は、内装制限への対応が必要となります。教室・廊下・階段については、準不燃材料等を用いることで法適合が図られるケースが一般的です。
一方で、例えば内装仕上げを木材としたい場合は、大臣認定を受けた木材を使用するか、そもそも排煙無窓とならないような設計とする必要があります。

特別教室や特別支援教室は扱いが違いますか?

一般的には教室・特別教室・特別支援教室で排煙に関する扱いが大きく変わることはありません。同様に無窓判定を検討することになります。

行政に携わった経験を踏まえて

ここでは、行政実務に携わった経験をふまえ、現場で得られた知見や気づきをご紹介します。

学校だから大丈夫だと思って排煙見てなかったらどうなりますか?

審査の現場では、「学校だから規制がかからないと思っていた」という理由で排煙検討が抜けているケースは珍しくありません。

排煙無窓による内装制限については、学校であっても50㎡を超える居室では検討が必要となります。

確認申請においては、排煙と内装制限があわせて指摘されるケースもあり、設計の手戻りにつながることがあります。

早い段階で無窓判定を確認しておくことが、実務上のリスク回避につながります

まとめ

学校でも排煙検討が必要となるケースがある

居室の床面積が50㎡を超える場合は、排煙無窓(1/50)の検討が必要となる

無窓判定に該当すると、内装制限が連動して適用される可能性がある

教室・特別教室・職員室などは、面積次第で見落としが発生しやすい

条例によっては、排煙設備の設置が求められる場合もある

あわせて確認されることが多い規定

この記事を書いた人
ほぅちゃん

元政令市職員(行政庁) × 確認検査機関の経験者である一級建築士・建築基準適合判定資格者。
建築基準法を中心に、関連する行政法や民法の仕組みも含めて、横断的にわかりやすく解説しています。

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