
前面道路の幅が途中で変わっているけど、どの幅員で容積率を計算するの?
角地で2つの道路に接している場合は、広い方を使っていいの?
丁字路だと、どの道路幅員を使えばいいのかな
へびたま敷地は注意って聞いたことあるけど、どういう意味なの?
立体交差点や立体道路、陸橋の扱いも知りたい
この疑問をスッキリ解決!
💡ズバリ、結論はこちら!
敷地と道路の関係は多様で、容積率の判断も一律ではない
道路幅員が変化するケースや角地・2方向接道の考え方を図で整理します
実務で迷いやすいポイントを具体例で解説しますので、最後までご覧ください
ケース別に解説!容積率と道路幅員の実務判断
① 前面道路の幅員が一定


② 一本の道路の中で幅が変わる場合


広い方の道路に2m以上接しているかどうかがポイントです。
③ 敷地前面が広い場合(いわゆる“へびたま”形状)


引用:大阪市建築基準法取扱い要領 基準総則 P.115
意外と見落としがちですが、敷地の前面部分だけでなく、交差点から交差点までの区間(結節点間)の幅員で判断するのが一般的です。
④ 2方向接道で道路に挟まれている場合


2以上の道路に接している場合は、広い方の道路幅員とすることができます。
⑤ 角地の場合


⑥ L字状道路に面する角地の場合


交差点に面する角地でも、L字状道路に面する角地でも同様に広い方の道路幅員とすることができます。
⑦ 丁字路交差点に面する敷地の場合


広い方の道路に2m以上接しているかどうかがポイントです。
⑧ 敷地前面で道路幅員が異なる場合


引用:目黒区 容積率算定の際の道路幅員の考え方 こちらの敷地形状および道路の取り付き方については、目黒区の取扱いでは、前面道路の幅員は記載のとおりとされています。しかしながら、書籍(例:確認申請 面積・高さ 算定ガイド)によっては、道路中心線に直角となる方向で測った幅員を採用すると解説しているものもあります。
⑨ 路地状敷地が2方向の道路に挟まれている場合


広い方の道路に2m以上接しているかどうかがポイントです。
⑩ 行き止まり道路に面する場合


引用:神戸市 神戸市建築主事取扱要領 P.69
位置指定道路に該当するケースが非常に多く見られます。
⑪ 行き止まり道路の先端に面する敷地の場合


⑫ 変則的な丁字路の場合


あくまで丁字路の道路であり、一般的には4m道路に接していることに変わりはないため。
⑬ 立体交差点の側道の場合(鉄道や河川)


⑭ 立体交差点の側道の場合


道路の全幅員が交通量に対して十分機能しており、交通処理のため立体交差構造となっているため。
よくある誤解や疑問にズバリ答えます!



現場でよく聞かれる疑問を、行政実務や審査の視点でシンプルにお答えします。
行政に携わった経験を踏まえて



これらの前面道路の幅員の取り方は、参考書籍とかありますか。



法文に具体的な測り方まで明確に書かれていないため、「建築基準法質疑応答集」といった全国の行政庁や指定確認検査機関で参照されている書籍の中で、幅員の取り方や考え方が示されています。
実務では、これらを参考に運用されているケースが多く見られます。
まとめ
敷地と道路の関係は多様で、容積率の判断も一律ではない
道路幅員が変化するケースや角地・2方向接道の考え方を図で整理します
実務で迷いやすいポイントを具体例で解説しますので、最後までご覧ください
元政令市職員(行政庁) × 確認検査機関の経験者である一級建築士・建築基準適合判定資格者。
建築基準法を中心に、関連する行政法や民法の仕組みも含めて、横断的にわかりやすく解説しています。
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