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東京都安全条例の窓先空地とは?行政庁の取り扱いや技術的助言をまとめてみた!

東京都安全条例の窓先空地とは?行政庁の取り扱いや技術的助言をまとめてみた!

窓先空地ってどんな規制?


行政庁によって取り扱いが異なるのは本当?


他に参考になる取り扱いはあるの?

この疑問をスッキリ解決!

💡ズバリ、結論はこちら!

共同住宅では、窓の正面に窓先空地を設けることが義務!


窓先空地がなくても、窓の正面に道路があれば問題なし


行政庁や指定確認検査機関ごとに取り扱いが異なるため、注意が必要


東京都から平成30年と令和7年に技術的助言が出されており、基本的な解釈が示されている

あわせて読みたい

この記事の最後に、これまで行政の現場で携わった経験から得た学びや気づきを紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を書いた人

ほぅちゃん

元政令市職員(行政庁) × 確認検査機関の経験者である一級建築士・建築基準適合判定資格者。
建築基準法を中心に、関連する行政法や民法の仕組みも含めて、横断的にわかりやすく解説しています。

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この記事の流れ

窓先空地とは?

採光と通風を確保するために、「窓先空地」または「道路」に面した窓の設置が義務付けられている


さらに、その窓から避難できるよう、避難器具の設置も求められている

窓先空地を設けた計画
道路に直接面する窓を設けた計画

「窓先空地」についてはよく聞きます。


道路に面する窓と何が違うのでしょうか?

住戸の窓の正面には「窓先空地」か「道路」が必要です。


そのため、2つのパターンのうち、どちらかの計画にする必要があります。

道路が正面にあれば、窓先空地は不要ですか?

その場合、窓先空地は不要です。


「窓先空地」または「道路」のいずれかが必要だからです。

関連記事では、窓先空地の大きさや避難経路のポイントも詳しく紹介しています。より理解が深まるので、ぜひあわせてチェックしてみてください。

行政庁の取り扱いとは?

行政庁によっては窓先空地の取り扱いをホームページで公開している


事前に確認しておくと、注意点が把握できて便利な取り扱い

建物形状が複雑な時は、行政庁の取り扱いが気になります。

行政庁によっては取り扱いを公開しているため参考になります。

行政庁取り扱い基準集窓先空地の
取り扱い基準
東京都取扱基準なし
足立区足立区建築基準法等の取り扱いについて6-4 窓先空地に面する開口部分の必要寸法


6-5 窓先空地から避難できる水路等


6-6 窓先空地から道路等までの屋外通路
荒川区建築基準法関係の解説及び運用基準なし
板橋区建築基準法等に関する板橋区の取扱いについてなし
江戸川区江戸川区建築基準法等における取扱い基準11.『道路に直接面する窓』に関する取扱い
12.『窓先空地に直接面する窓』に関する取扱い
大田区建築基準法等の取扱いに関する基準・窓先空地からの屋外通路における自転車駐車場等の取扱い


ファイルダウンロード 新規ウインドウで開きます。・道路に直接面するとみなせる距離


・道路に直接面する窓:窓と道路の間にからぼりがある場合


ファイルダウンロード 新規ウインドウで開きます。・窓先空地:避難上有効な空地(庇の突出)
葛飾区建築基準法等における取扱い11-1 「窓先空地に直接面する窓」について
11-2 「道路に直接面する窓」について
11-3 「窓先空地から道路等までの屋外通路」について
北区
江東区
品川区品川区における建築基準法等の取扱いなし
渋谷区建築基準法等に関する渋谷区の取扱いなし
新宿区建築基準法等に関する新宿区の取扱い・5-2 道路又は窓先空地に直接面する窓について

 
・5-4 窓先空地に直接面する窓を有する住戸等について
          
 
・5-6 屋外通路について


・5-7 地階の住戸等の窓に直接面する窓先空地について
杉並区建築基準法等における取り扱い基準なし
墨田区
世田谷区建築基準法等の取扱についてなし
台東区建築基準法等に関する質問とその答え(Q&A)
千代田区
中央区中央区建築基準法等取扱い基準共同住宅等の主要な出入口の取扱い
豊島区建築基準法等における豊島区の取扱い基準【第10条】
路地状敷地の考え方について


【第19条】
・道路・窓先空地に直接面する窓


・2戸1で窓先空地に面する場合


・屋外通路の開放性について


・屋外通路の有効幅員の考え方


・地階にある住戸の窓先空地、屋外経路について
中野区東京都建築安全条例に関すること路地状敷地について(10条)
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。

窓、窓先空地、避難器具、避難上有効なバルコニーについて(19条)


ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。窓先空地から道路等までの屋外通路について(19条)


ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。道路に直接面する窓について(19条)


ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。からぼりがある場合の取り扱いについて(19条)
練馬区建築基準法取扱い基準路地状敷地の取扱いについて


主要な出入口の位置


まちづくり条例による管理人室等に対する建築基準法上の取扱い
文京区
港区
目黒区建築基準法等の取り扱いなし
八王子市建築計画に関する制限及び取扱いなし
町田市建築基準法等の取り扱い基準なし

取り扱いの内容を見ると、行政庁によって異なりますね。

居住環境だけでなく避難にも関わるため、取り扱い基準が大きく異なるのは仕方がないと考えます。

ただ、別の行政庁の取り扱いであっても、どういった点に配慮すべきかイメージがつきやすいと思われます。

東京都の技術的助言とは?

東京都は、平成30年に「窓先空地や道路に面する窓の基本的な解釈を示す技術的助言」を出している

令和7年の条例改正に伴う、「窓先空地」や「窓先の空間」の判断を示す技術的助言も出している

窓のサイズ、窓先空地の形状、段差、避難器具など、設計や審査に役立つ情報

引用:平成30年東京都「東京都建築安全条例第19条の運用の明確化について(技術的助言)」
引用:令和7年東京都建築安全条例の一部を改正する条例の施行について(技術的助言)を抜粋

詳細な解説があり、とても参考になります。

この解説により、設計側も審査側も統一された考え方を持つことができ、非常に有効な技術的助言です。

行政に携わった経験を踏まえて

ここでは、行政実務に携わった経験をふまえ、現場で得られた知見や気づきをご紹介します。

技術的助言は非常に参考になります。

助言が出る前はどうしていたのでしょうか?

行政庁や審査機関の取り扱いが大きく異なるため、設計者や審査者は、現在よりも判断に迷うことが多かったです。

窓先空地の規定が厳しく感じます。

採光と通風の確保だけでなく、「避難経路」の確保も求められ、設計が難しくなります。

敷地と建物形状がシンプルであれば、適合させやすいです。

しかし、東京都の狭小敷地が多いため、規定に適合させるのは難しい場合が多いです。

まとめ

共同住宅では、窓の正面に窓先空地を設けることが義務!


窓先空地がなくても、窓の正面に道路があれば問題なし


行政庁や指定確認検査機関ごとに取り扱いが異なるため、注意が必要


東京都から技術的助言が出されており、基本的な解釈が示されている

あわせて読みたい

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ほぅちゃん

元政令市職員(行政庁) × 確認検査機関の経験者である一級建築士・建築基準適合判定資格者。
建築基準法を中心に、関連する行政法や民法の仕組みも含めて、横断的にわかりやすく解説しています。

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