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確認申請に時間がかかる理由|2025年に審査が遅延し目安日数が増加

確認申請に時間がかかる理由|2025年に審査が遅延し目安日数が増加

確認申請を出したのに、審査が全然始まらない…

2025年以降、急に時間がかかるようになった気がする

確認申請って普通どれくらい待つもの?

これって自分の案件だけ遅いの?それとも全体的に混んでる?

この疑問をスッキリ解決!

💡ズバリ、結論はこちら!

2025年以降は「審査開始までの待機時間」が長くなっている

審査日数とは別に、実務上の待ち期間が存在する

指定確認検査機関によっては、審査着手までに3か月程度の待機が生じている場合も

目安日数は、機関・時期・案件内容で大きく変わる

この記事を書いた人

ほぅちゃん

元政令市職員(行政庁) × 確認検査機関の経験者である一級建築士・建築基準適合判定資格者。
建築基準法を中心に、関連する行政法や民法の仕組みも含めて、横断的にわかりやすく解説しています。

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この記事の流れ

確認申請の「時間がかかる」はどこで発生しているのか

遅延の多くは「審査中」ではなく「審査開始前」に発生

2025年改正で負荷が増え、待機時間が顕在化

さらに、木造2階建ては4号建築物から2号建築物になったため、審査の日数が増加

引用:近畿建築行政会議

近畿建築行政会議が取りまとめた資料において、確認審査の「着手」までに要する日数の目安が公表されています。
法改正前であれば、申請後は速やかに審査が開始されていましたが、現在は審査着手までに待機期間が生じています。
資料に示されているとおり、審査着手までに1か月から3か月程度の待機が生じている状況が見受けられます。

審査が遅いっていうけど、審査自体が長いんですか?

実務上は、「審査に着手するまでの待機期間」が長期化しています。

加えて、木造2階建てが2号建築物となったことで審査項目が増加し、審査期間そのものも長くなる傾向があります。

このため、法改正以前のスケジュール感覚では、着工に間に合わない事例が多く見られます。

審査をスムーズに進めるには?

国土交通省が「AI事前チェック」として、建築確認申請図書作成支援サービスを公開

申請前に図書の不備を確認できる仕組み

不備による差戻しを減らし、審査をスムーズに進めやすくなる

引用:建築確認申請図書作成支援サービスの利用について|(一財)日本建築防災協会

AIチェックの支援サービスは、上記のリンクから利用できます。
本サービスを利用することで、申請前の段階で図書内容をチェックできるため、不備の早期発見につながります。

引用:建築確認申請図書作成支援サービスユーザーガイド

AIチェックを行うと、図書内容に応じて、このようなワーニングメッセージが表示されます。
これにより、審査前の段階で図書の不備を事前に確認することができます。

申請後に不備が見つかった場合、補正対応に時間がかかるため、結果として全体のスケジュールに影響することがあります。
そのため、申請前の段階で不備を把握し、図書の完成度を高めておくことが、これまで以上に重要になっています。

申請後に審査してくれるなら、多少不備があっても利用する必要はあるの?

不備が少ない申請図書ほど、審査に要する時間は短くなります。

不備がある場合、法令への適合性を確認したうえで、WordやExcelを用いて質疑書を作成する必要があります。

この一連の作業には一定の手間と時間を要するため、不備が少ないほど審査はスムーズに進みます。

2025年法改正で確認申請の待機日数が増えた理由

省エネ基準や構造審査への対応により審査内容が複雑化、審査事項の増加、審査リソースの不足、申請集中の影響などにより、審査に要する日数が増加

その結果、新しい申請にすぐ着手できず、待ち時間が発生している

急に混雑したんですか?それとも制度が変わった?

両方の要素があると考えられます。制度改正により確認項目が増加し、審査負荷が高まっています。

さらに、駆け込み需要による多忙の影響で、審査側の準備が十分に整わなかったことに加え、例年とは異なる動きとなり、対処しきれない状況が生じていると考えられます。

その結果、確認申請を提出すればすぐに審査が開始される、という前提は成り立たなくなっています。

よくある誤解や疑問にズバリ答えます!

現場でよく聞かれる疑問を、行政実務や審査の視点でシンプルにお答えします。

法定審査期間があるのに、なぜ遅れるの?

法定期間は、行政庁に申請した場合の日数を前提としています。指定確認検査機関に申請した場合には適用されません。
また、現在は審査開始前の待機期間が生じていることが大きな要因となっています。さらに、4号特例の見直しに伴い審査項目が増加し、審査自体に要する日数も増加する傾向にあります。

まとめ

2025年以降、審査着手までの待機時間が顕著になった

確認申請は「提出→待機→審査→修正→確認済証」で考える必要がある

目安日数は参考値であり、個別案件で大きく変動する

この記事を書いた人
ほぅちゃん

元政令市職員(行政庁) × 確認検査機関の経験者である一級建築士・建築基準適合判定資格者。
建築基準法を中心に、関連する行政法や民法の仕組みも含めて、横断的にわかりやすく解説しています。

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