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【法規小ネタ】東京23区の用途地域が意外とすごい

東京23区は、区ごとに用途地域の特徴がかなり違います。例えば、新宿区や渋谷区は繁華街のイメージが強いですが、実は第一種低層住居専用地域もしっかり指定されています。意外と「普通の住宅地」も多いです。

一方で千代田区は、第一種住居地域、第二種住居地域、商業地域の3種類のみという超シンプルな構成です。さすが都心ど真ん中という感じです。ちなみに容積率は300%から1300%まで指定されており、まさに別世界。

23区はほぼ全域が防火・準防火地域

さらに東京23区は、ほぼ全域が防火地域または準防火地域に指定されています。「22条区域」や「そもそも指定がない地域」って本当に存在するの?と思うくらい、見かけません。
つまり、第一種低層住居専用地域であっても、準防火地域に指定されているケースがほとんどです。これには驚く人も多いと思います。準防火地域というと、駅前や幹線道路沿いだけというイメージを持つ人も多いため、住宅街全体が準防火地域だと知って意外に感じる方も多いと思います。

ちなみに、この影響で「10㎡以下の増築なら確認申請不要」というルールも、23区ではほぼ使えません。防火・準防火地域では面積に関係なく確認申請が必要になるため、「10㎡以下に抑えればOK」という発想が通用しないのが現実です。

東京23区は「同じ東京」でも、法規的には別世界なため、思わぬところで詰まるので要注意かもしれません。

杉並区でも、第一種低層住居専用地域でありながら、準防火地域に指定されています。

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